六十石山
【六十石山中腹からの眺め】
花蓮2日目(9/4):瑞穗牧場、北回歸線、六十石山、花蓮糖厰、雲山水
今から10日以上も前のことを書くなんて……時間が経つのは早いものだ。金針花で有名な「六十石山」は、最も行きたかった場所の一つだった。ずっと前から頭の中に「金針花海」の絵がちゃんとあって、それを自分の目で確かめに行きたいという思いがあったから、花蓮が今回の旅の最も重要な目的地だったと言ってもいい。花蓮は海も山もあるし水も空気もきれいな所で、自然が好きな人にはうってつけの場所。ただ外国人旅行者にとっては、移動手段が限られているというか、花蓮で色々な所を巡るには車・バスが欠かせません。
「六十石山」までの交通手段を考えると、どうやら選択肢は一つだけでした。前日にタロコを案内してくれたおじさんが、地元の旅行社に問い合わせて六十石山行きのツアーがあるのを教えてくれたので、それを申し込みました。1400元。ちょっと高いと思ったけど、上記の場所を巡って夕方まで楽しめたのでよかったかな。バスで行くのかと思ってたら、車でした(6人乗り)。
僕はバスは(特に長時間のバス)嫌いだから、車で少人数で行くってなってよかったなあ、ガイド兼運転手さん、4人の旅行者と一緒に丸一日過ごしました。中国語で色々話せてよかった。バスツアーだったらこういう交流はあり得ないだろう。ガイドさんは7割以上方言(台湾語)で話していたので、そこは全然ついていけなかった……
六十石山は花蓮縣南部に位置するので、花蓮市内からだとかなりの距離です。最初の休憩場所は「瑞穗牧場」。のどかな風景です。
http://travel.network.com.tw/tourguide/point/showpage/1376.html
ここで30分休憩。新鮮な牛乳で作ったアイスクリームを食べました。
そして、北回帰線=北緯23度26分22秒
午前中は本当にきれいな青空だったけど、午後から下り坂の天気でした。
昼食休憩の後、いよいよ六十石山へ。カーブの多い山道を上っていきます。
きれいな写真はあまり撮れなかったけど何枚か載せます~
標高は約800mで、涼しくて気持ちがいいです。金針花はきれいに列を作って植えられています。
想像していたよりも疎らだったのが、今でも少し心残りというか、まだ蕾の状態のも結構ありました。東部の金針花の季節は7月から9月と言うけど、どこかで見た写真のように最も美しい風景が見られるのはどの時期なのだろう?
山頂からの眺め。ここまで来る日本人は稀だろうなあ。日本のガイドブックで紹介されることはほぼないし、花蓮=太魯閣っていう感じだから。
よし、決めました。今度(来年)は台東の太麻里金針山に行ってみよう!時期もちゃんと考えてね。
帰りの休憩場所は「花蓮糖厰」。昔、製糖工場だった場所です。
砂糖を運搬する貨物列車も保存されています。
そして、最後に「雲山水」という場所へ。
コテージが建ち並ぶ別荘地で有名らしい。一泊少なくとも5000元。ゲストハウスの10倍以上だ。
景観は確かにきれいなんだけど、こういうのを見るとなんだかちょっと寂しさを感じるよ……
この日の夜は夜市にも行って、本当に盛り沢山の一日でした。