料理不是工業，而是……

料理に時間をかけるのは確かに家計にとっては嬉しくないことでしょう。私たちの生活は今、火の使用よりも電気の使用に大きく依存しています。それは料理においても例外ではありません。冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ等々……これらは必要不可欠なものではないにしても、その利便性は誰もが認めているところです。無用なものであれば傍に置いておくことはしません。いつかは壊れてしまうものは本当は所有しない方がいい、そういう生き方を目指していくべきだと思うけれど、これはなかなか難しいことですね。

もし一人の人間にとって最初に与えられた環境が一生の土台となり、自分の意志でそれが変更できなかったとしたら？

色々な生き方がある。世界には自分の知らない、全く違う生き方をしている人たちがたくさんいるはず。誰もが自分に合った生き方を始めから知っているわけではないのかも。色々な物事に触れなければ、自分の見ている世界は鳥籠のように狭いままである。

陰陽で食物のこと、料理のこと、あらゆる事象を考える面白さを伝えていきたいし、もっと追究していきたいですね。陰性▽と陽性△は、数学で言えば加減乗除のようなものです。数学の難しい問題も自分で方程式を立てる能力があれば、あとは加減乗除に則って簡単に答えが導き出せます。世の中の複雑な事象も陰▽と陽△という二つの要素で紐解いて、自分で答えを見つけて、物事の理解を深めていく―

料理をしていて「これよりもっといいものができるはずだ」と思うことはありませんか？いつもそう感じてしまうので、ここで公開するのはなかなかできません。

●大根の炒め煮：細切りの大根を炒めた後、水を注して柔らかくなるまで煮て最後に水溶き葛粉でとろみをつけます。今回使った材料は大根、小松菜、水菜、人参葉、生姜、葛粉、塩、醤油。葛は薬用効果が高く、身体を温めてくれるので、特に冬場にはよく使いたい食材の一つです。（葛粉に対して、カリウムの多いジャガイモから作られる片栗粉は陰性が強く、野菜料理にはあまり向かない）

最近は圧力鍋ではなく、土鍋で玄米ご飯を炊いています。牛蒡と醤油を加えて炊き込みご飯にすると、ご飯が柔らかくなり食べやすい。今日は椎茸も入れてみました。玄米2.5合に対して細めの牛蒡1.5本分くらい入れてます。

先日、「玄米食の店 のら」で定食を食べました。ちょっと薄味だったけど、手作りの料理はやっぱりいいなあと思います。ご飯は手前の方が酵素玄米で、色の薄い方が普通に炊いた玄米（雑穀入り）だそうです。