ごぼうの梅煮
梅雨がもうじき明けようとしています。
この時期、特に食べるとよいとされているのが「梅」。
梅は塩と並んで、最古の調味料と言われています(中国)。
梅に塩と赤紫蘇を合わせじっくり漬けたのが「梅干し」で、伝統的な製法で作られたものは、とても薬用効果があります。梅の実は陰性だけど、塩を加える=陽、重しをする(圧力を加える)=陽、時間をかける=陽……ことによって、かなり陽性化されています。
ごぼうの梅煮は、土鍋にごぼうと梅干し(中央に)、たっぷりの水を入れて、6時間以上じっくり煮て、最後はほとんど煮切ります(煮る時間が長いほど、長く保存できる)。梅もごぼうも驚くほど甘くなっていてほのかに酸味のある、箸休めにちょうどいい料理です。
ごぼう(牛蒡)もまた薬用効果のある食材として知られています。
煮物、きんぴら、炊き込みご飯……和食においてごぼうは欠かせない食材の一つでしょう。中国から伝来したと言われてるけれど、今の中国ではあまり食べられていないようです。